日なたのアイスクリーム

オタク気質30代の散文裏ブログ。日常での気づきやオチのない日記、犬や猫のことなど。

ピラティス免罪符

今週はあまり調子が良くなく日記も書けていないが、今日は元気かもしれない。
朝9時半から思い切って予約したピラティスにしっかり行けた。

起きた直後は「やはり土曜の朝など無理だ」と心が折れていたのに 終わった後はすっきり、やって良かったと思える。これが早起きの不思議だ。

 

体型や身体のクセをなんとかしたくて思い切って始めたピラティス

ピラティスをライフワークにしているらしい石田ゆり子さんの影響でずっと興味はあったのだが、レッスンに通う勇気がないまま早数年。

去年自宅に程近い場所にピラティス教室が出来たことが発覚し、加えてキャンペーン期間中でそこそこお高めな入会金が免除という機会がなかったら

きっと今も始めていないままだったろう。

自宅に近い少人数制なので最高だし、たまにオンラインレッスンもやっているのでこのご時世、ますますありがたい。

 

とはいえ私は不器用すぎるため全然上達していないし、背骨や骨盤の使い方も、仙骨の意識の仕方もまだよく分かっていないのだがそれは秘密にして、しかしレッスン中はただただ意識を体に集中させる。

他のことはなんにも考えない。

それだけでも何かが変わった感があるし、普段あれこれ考えることや仕事でせかせかすることも多いから、強制的に「別のこと」に意識を集中できる環境は正直、かなり良い。

仕事の締切、もつれた人間関係、自己肯定感の低さ、同年代の貯蓄額、そんなことは全て忘れて「今ここ」に目を向ける。

映画館に行くときと似たような気持ちかもしれない。意識を目の前のものだけに、集中させる。

きっとこれが「全集中」ってやつなのだろう。(そうか?)

 

骨盤矯正サロンの先生に足やお腹や脊骨に変化が出てきたと言ってもらえたし、これからさらに変わるといい。

 

今日の講師の方は元生徒さんらしく、今日が初レッスンとのこと。最初は私1人しか生徒がおらず、やはり土曜の朝はハードルがとても高いのだなと察していたが10分遅れぐらいで常連の方がいらっしゃった。
遅れてはいるのだが、特に申し訳なさそうな様子はないので顔見知りなのだろうか、もしくは生徒として相当重鎮なのかもしれない。この方確かにいつもいらっしゃるイメージだし。
レッスンで体をほぐしたあとも、講師の方に「資格はどうやって取得したのか」「期間は」「難易度は、所属団体は」などなど質問攻めにしていた。講師になりたいのかもしれない。そうだよな。体型も正直インストラクター並みに美しい。

 

私の通うピラティス教室は、中村アンやローラのように既に色々絞り込んでいるストイック派が多数を占めているというよりは、(私のように)これから!これから絞る!な雰囲気の方々も多く ちょっと安心する。

先述した常連さんや、一日に何コマもレッスンを受けるようなガチインストラクターレベルの生徒さんももちろんいるけれども、ゆるい派とガチ派が混在していて、どちらも良しとされている雰囲気が私には心地良かったりする。

ほとんどの生徒さんがウェアに上着をさっと羽織ったまま帰宅する状態のご近所さんでもあるから、地域密着型ならではの特性かもしれない。

 


帰り際、別の講師の方が「痩せる理由は8割(9割だったかもしれない)食事です」と仰っていた。

…運動は2割なのか。

ピラティスのあと、「やったぞ感」を出してファーストフード店にごほうびのポテトを買いに行く私の体型は、ならばいつまで経っても変わらないかもしれない。

少し考えれば分かることではあるものの、そんなことも秘密にして心の中で舌をてへぺろとした。

 

ま、まあ、もちろん体型も気になるけれども それ以上にピラティスをした後で感じられるすっきり感と集中タイム感が私は気に入っている。

これからも程よくストイックになりすぎず、しかし健康と自分の思う理想に近づけるように楽しい努力を習慣にしていけたらいい。


それでもほんの気合いのしるしとして、コンビニでプロテインドリンクを買って帰りつつ、その日はごほうびのポテトを我慢したのであった。