乾燥の罪(2022/10/17)
先日クリニックで乾燥を指摘された。
それも、たぶんだいたいの人が普通に想像する5倍ぐらいの強さで尋問、いや指摘された。
「…乾燥しやすいですか?」
「あ、そうですねえ(もとがアトピーですし)」
「…なんのクリームつけてますか?」
「ええと、敏感肌用のですけども(ブランド名もということ?)」
「…どんなテクスチャーですか?」
「どちらかと言うとサラッとはしていますが…(けっこう掘り下げるな…)」
「(食い気味に)それじゃ足りないです!!もっとこっくりしたものをつけてください!ワセリンも塗ったほうがいいです…」
「あ、はい…」
「かなり乾燥しているので保湿をもっとしていただいたほうが…表面が硬いと反応しにくくなりますから。色素沈着も起こさないように。保湿をして効果を得やすくすれば、費用をかけてやる意味というのも出てくるかなと…」
※私の美容事情にあまり興味はないと思うので詳しくは省くが、最近になり医療脱毛デビューなどをしましてその目的で訪れた際の会話です
「なるほど……」
残念なことに自分の中では今は「昔よりぜんぜん乾燥していない」レベルなので、だから肌状態も悪くない前提でお試し施術を受けることにしたのだがそこまで指摘されるとは思っておらず驚いてしまった。
顔の乾燥は確かに悩みだけれど、体もそこまでとは…!
痒みもなくて炎症もないように見える今の肌でもまだまだなのかあ。
特に手足が気になるらしく、その後も「ここも特にガサガサしていて」だったり「肌質的にもう少し出力を上げないと反応してこなさそうなので」(えっむしろ上げて大丈夫なの)など乾燥と施術に対しての向き合いかたがすごかった。
「敏感肌なのでそれもありますかね…」
と自分の肌に対して謎のフォローを添えたものの、
「敏感というか、とにかくただ乾燥している状態なので」
と無情な「手入れ不足」を指摘される。
しかし確かによく考えると体に関しては毎日朝晩しっかりクリームを塗っているわけではないかもしれない。
スプレー型の化粧水をバババとまんべんなくかけるだけでも体は動くから、そういえばクリームを塗り忘れた日だってあるかも…いやある…(本当にめちゃくちゃ乾燥しているときって皮膚を動かしづらいし、バリバリなほど皮膚が硬いときは一刻も早く保湿したくなるが今ってそれほどの状態ではないのよ。アトピー経験者は語る)
担当の方にはそのサボりがちなボディケアを見抜かれていたのかもしれない。
施術がすべて完了したあとも「とにかく保湿を!化粧水をつけてからがいいです。表面をやわらかくしたいです。そうすることでもっと反応してくれるので。ぜひ頑張ってみてください!ワセリンも重ねてくださいね!!」「質問はありますか?」と質問コーナーまで設けてかなり真剣にアドバイスしてくれた。
書き起こしてみると親身になってくれてありがたいなと気づけたが、その場ではなんだか自分がとてつもなく悪いことをしている気になりしょぼんとしてしまったかもしれない。もはや法に触れているのかというテンションで「それはダメです、絶対にダメです」と否定されたことって久しぶり、というかほとんどない。
乾燥は大敵。乾燥は悪。確かにきっとそうなのだ…法には触れてないけどね…
限界はあるかもしれないけれど、今より意識して保湿をしたら変わるよね、じゃあいっちょ実験してみますか、ってことで
買って満足したままだったチューブのワセリンや、使うのが勿体なくて飾っていたローラメルシエのバニラのボディクリームやイソップのピングレボディクリームを勢いよく使い始めた。
前段の化粧水は、なぜかなかなか「最後のちょっと」がなくならなくて終わりかけの状態が一生続きそうな顔用の化粧水たちをバシャバシャとふんだんに使うことにした。 #使い切りコスメ も増えて一石二鳥だ。
終わりかけの化粧水が本当に終わったら、ドラッグストアで少しお安めの化粧水を買ってこようかな。
大人の保湿計画、ゆるくスタート。