日なたのアイスクリーム

オタク気質30代の散文裏ブログ。日常での気づきやオチのない日記、犬や猫のことなど。

あなたにとってのエスプレッソと生クリームは

この休日は少し外に出た。用事を済ませ、夕飯はどうしようかと考えているときにふと馴染みのお店のスタッフさんの顔が浮かぶ。そういえば今日はお店にいると言っていたような。連絡を取るとやはり今日だった。1時間だけお邪魔した。

 

予約の時間までの空白と喉の渇き、それから甘いもの欲を満たすために目の前にあったカフェへ。エスプレッソ コンパンナの生クリームの写真に惹かれてコンパンナを注文。そして、今朝起きた瞬間に「ドーナツ食べたい」と思ったことなど私以外は誰も知らないけれど、実はドーナツが食べたかったのでショーケースの中に発見したシュガードーナツを。最後の1つ、手に入れた。加えてスパークリングがあまりに安く、ついつい300円のスパークリングも購入し席へ。組み合わせがめちゃくちゃだがまあ許してほしい。

 

小さなカップにふわんともっちりと乗せられたクリーム。少しすくって食べて、頃合いを見てエスプレッソと一体化させた。軽めで甘ったるくなくて好きな味だった。

昔、エスプレッソがどんなものが分からないのに、たまには違うものも…と気軽に頼んで(カフェオレみたいなものかと…なんでだよ)、あまりの小ささと苦さに驚いたことがある。確か仕事の休憩中のランチのセットドリンクで、お腹いっぱい、眠くなっちゃうな…のタイミングだったので苦さで一気に目が覚めた。今は頼むと「このぐらい小さいですけど大丈夫ですか!?」とスタッフさんが慌ててカップを出して念押ししてくれるのだな。きっと今も昔の私のような気軽な人がいるのだろう。あれから10何年も経つと、クリームたっぷりのコンパンナがあることはうっすら知っていて、そしてそれが無性に飲みたくなるときもあるのだ。

 

苦いコーヒーには甘いクリームを合わせればちょうどいいなんて、考えた人はおしゃれで優しいのかもしれない。日常でもそんな組み合わせで苦い瞬間を乗り越えていければいい。

 

予約の時間になり、馴染みのイタリアンでスタッフさんと再会。ビール片手に会話をしていると、

「まだ忙しい?痩せたよね、ちゃんと食べてる?」

今年何度目かの「痩せた?」に、本人は心の中でガッツポーズ(意識的に落としているので)するも、どうも以前が丸すぎたのか特にダイエット事情を知らない人には「急にどうした」と思わせてしまうことが多いみたいだ。運動をする、甘いものや砂糖入りの飲み物はとりすぎない(やめるとは言っていない、だからドーナツ)、ジャンクなものはほどほどに、21時以降はなるべく食べない、色んな人が既に気をつけていることをやっと実践しているだけなのだけれど、不健康にやつれていると見えたら本末転倒。運動と食事管理は程よく続けるが、「わあ元気そう!」と一目で感じられる見た目になるには、やはり睡眠と、それから保湿、乾燥対策(アレルギー対策)も今以上に気にしていかないとなあ。

ちなみにさらに補足すると、私の言う「食事管理」はストイックに炭水化物や糖質を抜くことではなく「食べすぎたりジャンク寄りになったら近日中にシンプルな食事の日を作って調整する」ただそれだけなので、ピザもハンバーガーも食べる日は全然食べる。ダイエットというより、ずっと続けられる「ゆるダイエットもどき」。今日の前菜もピザもビールもとてもおいしかった。テイクアウトもできて嬉しい。

苦いコーヒーに甘いクリームはちょうどよかった。おいしいごはんと明るい会話、そういう居場所自体がクリームなのかもしれない。居場所があればきっとこれからも苦い時間を乗り越えられる気がした。

 

話は変わるが先日のオレンジアイシャドウはこんな感じ。分かりづらいか。やっぱり色がとても好き。

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