日なたのアイスクリーム

オタク気質30代の散文裏ブログ。日常での気づきやオチのない日記、犬や猫のことなど。

連休前の内省日記

やっと仕事が終わり、明日から5連休。大事なのでもう一度言うが、5連休だ!

 

ずっと毎日めまぐるしく日中全然休む時間がなく心が壊れそうだから(というか壊れた)、5日も仕事がない日がやってくるなんて本当に嬉しい。
とはいえ実はまだたくさんやらなければならないことはあるからどこかで作業をする可能性もあるが、今日絶対マストのタスクは一応終わったのでそれだけでも良しとしている。際限ないから。きりがないから。やろうと思えばいくらでもやれるから。

 

 

私の尊敬する人が「間違ってもいいから決めること」と言っていた。正しいと思う。それなのに私はそれがなぜか、なかなか、とてもできない。精一杯の頑張りでなんとか決めることもあるが、その後、どっと疲れるし不安が押し寄せる。自分の判断で取り返しのつかないことが起こったら恐ろしいと、まず考えて100通りの不安を見つけようとする。

 

私は情やメンタルに押し流されがちなところと、やるなら完璧を求めがちな面がある。それは優しいだとかプロ意識は高いなどと言われる長所にもなるが、優柔不断で自分が背負ってしまう、あるいは誰かになんとなく投げてしまう、さらには作業や着手が遅かったり周りが見えなくなる欠点でもあると思っている。

あと、やるなら完璧を求めるがやらないものは「なんにもできない」という欠点もある。ほんとうに。できないものは人に任せきりで、たまに自分で解決しようと思ってもできないし何ひとつ成長が見られない。
もしかすると隠れADHD脳みたいな感じなんじゃないかと思っている。極端に要領が悪いというか、できないことが、極端にできない。

ADHD脳がダメとか劣っているということではなく、できない理由が分からないというか、本人は手を抜いているつもりはまるでないのにこんなにできないなんておかしいなと自分でも思うから、なにか脳に違いがあると解明されたら少し落ち着くかもしれないと。
うっすらと、でもはっきりと、まんがで分かる〜系のハウツー本を読んでも「これって自分だよな」と思うこともあったから。
情報整理というか、「ざっくりこなす」ことがなぜかとても苦手だ。時間に間に合わせることも苦手だし、逆算や見積もりも甘い。

肝心な場面で大遅刻するようなことはないが、ちょっとした待ち合わせではいつも「本当はもっと早く着くはずだったのになんでこんなにいつもギリギリなんだろう」と自己嫌悪に陥る。

あとこれは関係ないかもしれないが、極度の方向音痴だったり、ピラティス教室でもひとりだけ先生の言っている体の向きやポーズがなかなかできないこともある。頭が混乱してしまうのだ。分からなさすぎて、シルクサスペンションという布のようなものを使うレッスンではひとりだけ布から転げ落ちた。そんなばかなと、天然で許されるかどうかも正直怪しいと思う。昔から、空間認識能力みたいなものが薄い気がしている。


ただし全てができないわけではなく、好きなことは異様なほど集中できたり力を発揮したりもする。スマホは毎日10時間ほど仕事も含めて見ているらしいし(ただし、やめたいです)書き物も何時間でもできるし、食事も忘れて仕事や趣味に没頭することもある。

 

文章にすると整理できるし、ケアレスミスなどはむしろほとんどなく得意分野なので、ここは当てはまらないかもしれないけれど(ADHD脳の人はミスをしやすい、みたいなことを読んだ)。

オタク気質や繊細気質のように、脳の気質というのもあるのだろう。まだあくまで自分にはその傾向がありそうだなあと感じる段階だが、さまざまな気質とはうまく付き合っていきたいと思っている。


が、とにかく、ああコンプレックスがいっぱいだなと感じる。なんでなのだろう。本当は自分だって色々なものを持っているはずなのに。

 


昨日は雨の音を聴きながらお風呂に入っていた。
雨の日のお風呂がやたらと好きだ。
外では困難な雨が降っているのに、私は規則的な音のリズムを感じながら心地良い温度のお湯に身を委ねている。ここは守られているなと感じる。
その規則的な雨のリズムを聴きながら、「自分が持っているもの」を思い出していた。

 

家族がいる。犬と猫がいる。みんな元気だ。
帰る家がある。仕事がある。お給料がある。

行きつけのお店がある。みんな良くしてくれる。
文章が少し書ける。校正が結構得意。

優しいと言われる。まじめであまりズルができない、つまり誠実。

自分の見た目が嫌いじゃない。おしゃれも好き。それなりに努力もしている。

 


「こんなに『ある』のに、なんで自信がないのだろうね」
よく言われる台詞を自分自身で発してしまう。

 

 

何かができても自信が植え付けられないし、何もできないと感じれば余計に自信が失われる。
開放感のある連休前に書きたいこととはだいぶかけ離れてしまったが、これは私の大きなテーマ、
どうしたらこのままで、自分のまんまで、自信が持てるようになるのかな。
5日かけてその答えを探すつもりはない(せっかくの連休が終わってしまう)から、でも片隅で覚えておこう。

 

 

去年と同じく特に予定のない緊急事態な連休になるけれど、明日はでも楽しみな予定がひとつあるのだ。
15年以上の付き合いになる仲良しメンバーと、久々のオンライン飲みが開催される!
超嬉しい。どんなときでも心を許せるメンバー、そして忘れないでいてくれるメンバー。
数日前にLINEグループが活発に動いていたことは察していたが、日中いっぱいいっぱいすぎて一人だけ既読が遅れてしまったことを反省している。
でもさすが長い付き合いのメンバー、私が「すませぬ、激務すぎて自分の人生意味わかりません返事遅れました」的にそれなりに病みがちなLINE返信をしたのに「なんか大変そうだね、がんばれ😺」とサクサクかる〜い返信が来た。それに救われた。

一瞬「そんな軽い、猫の絵文字のテンションじゃあないんだよ」と言いたくもなったが、みんなに深刻になられていたら私も余計に深刻になり気まずかったかもしれない。

ほらまた、「ある」んだよ。「私には友達がいるんだ」。大好きな漫画の引用だけれど。

 

思わず笑いながら自分の状況を説明したくなる。そう今のこの生活は、本当は笑い飛ばせるぐらいに、修正がきく。

人生に余力のある状態を取り戻したい、ここで絶望してはいけないんだ。

 

 


だから連休だってば!
明日はオンライン飲みを全力で楽しもう。何飲もうかな。