幸せをくれる店はここにもある
パフェ帰り、いつもの大好きな中華屋へテイクアウトのため立ち寄る。
いつものメガネをかけたお兄さん(名前は存じず。いつか聞いてみたい)が対応してくれる。
このお店のメニューが大好きすぎて定期的に来店するので、お店の方にはもしかしたら近所に住んでいると思われているかもしれない…実はそれほど近くないんですよ……
そう考えていたらグッドタイミングで「お住まいは近いんですか?」の質問。
いえ実は◯◯で〜と返すと、「うちのスタッフ◯◯多いですよ!」とまさかの返答。
電車も同じ路線じゃないか、親近感!
皆さんその場所から出勤いただいているんだ、ありがとう。おいしいごはんをこれからも楽しみにしています。
そうこうしているうちに私のいつものテイクアウトメニューが出来上がる。これでしばらく自宅おつまみライフは安泰だ。
お店も混んでいるのでサクッと受け取り帰ろうとしたところ、お兄さんが「これ、いっぱいあるので」と突然とある品を手に取る。
そしてテイクアウトメニューが入っていたレジ袋に、笑顔でぽんと乗せる。
え!商店街よろしく、おまけだよ的な交流。
「おやつにどうぞ」
メガネの奥から覗く目、ニコニコである。七福神…
「えー嬉しい!ありがとうございます」
ほくほくしながら店を後にする。
実は以前も夕飯どきや誕生日のタイミングでデザートをサービスいただいたことはあったけれど、これはもしや常連のよしみなのだろうか。
そういえばここに来てもう何年だろう、職場が近い頃から通い詰めているから……アッ9年近くになる。
それは常連のよしみにはなるかもしれない。
しかしお兄さん9年間全然変わらないけどどういうことなのかな。中華はエイジングにやはりいいのかな。薬膳とかあるもんね。
「時短が開けたら夜にもまたぜひ来てくださいね」ぜひ!
今日も時間が合えばランチ行きたかったな。
今回はパフェに照準を合わせたけれども、また近々大好きなメニューを食べにいく。
お兄さんの七福神の笑顔に会えるのも楽しみだ。
素敵な行きつけのお店がいくつもあるという人生もなかなか面白いな。実際は田舎者のずぼら人間なのに、おいしいお店のおかげで自分の食事力というか生活基盤が上がったように錯覚する。
いや錯覚もありだよな。自己肯定感あげたいし日常の錯覚は大事にしよう。
これからもよろしくお願いします、おいしいお店と笑顔のお兄さん。