ふつうの激動と、トンカツ
この1週間も激動だった。主に仕事で。
激務が続くと、どうしても「疲れた」という気持ちが中心になってしまう。
ただありがたいことに仕事仲間には恵まれているのが救いだ。
私ができていないことは色々あるのに、些細なことをちゃんと見てくれている会社の仲間には感謝しかない。恵という名前のおかげだろうか。名は体を表していると思う。
激動ではあるが身なりを疎かにしていると心が荒むため、通っている美容室で髪の毛を綺麗にしてもらうことに。
私は髪型を変えることが割と好きだ。というか美容室という空間が結構好きだ。行けばほぼ必ず今より見た目の印象が良くなるし、シャンプーは気持ちがいいし、その上おしゃれなスタッフさんと会話まで出来てしまう。
ある意味スパ的な気持ちで行くことが多いかもしれない。
(ただ、肌が弱いため調子がいまいちなときは頭皮や首がかぶれやすい。それさえ無ければもっと最高なのだけれど)
今回は久々にブリーチをしてハイトーンに。
想像よりも明るい色になったけれど、明るい髪は自分で言うのもなんだけど割と似合うと思う。
(もともと髪色やファッションに関して自由度が高い職場なので助かっています)
美容室で髪を綺麗にできた今日は良い日だなと思いつつ、ただ、頭皮はいつもより痛かった。ブリーチを入れると仕方のない部分もあるが、やはりストレスもあるのだろうかと最近の激動を思い返す。
美容師さんにおいしいと噂のトンカツ屋を教えてもらい、さっそく帰りに寄ってみた。
しかし店内に入りなにかデジャヴを感じよくよく考えてみると、その系列店らしきお店には既に一度行ったことがあった。
確かにあの日訪問したトンカツ屋で食べたヒレカツはとてもおいしかった。そうか、あのお店は他にも店舗を持っていたのか。
浅い知識に反省をしつつ、今回も念のため同じヒレカツを頼み、改めて初めての気持ちで食べると(そんな謎の遠回りをしなくてもいいのだが)やはり間違いなくおいしかった。今度こそ忘れず、名前を覚え、定期的にリピしようと誓う。
セットの白米と豚汁もほっとする味。トータルおいしすぎて幸せを感じた。
サクサクジューシーのヒレカツ。ソースというより塩でトンカツを食べるスタイルを推しているお店なのだが、確かに塩だけで充分おいしい。というか塩、うまい。沖縄の塩、いいな。
結構なボリュームはあったものの、まあぺろりと完食である。
食後はコーヒーっぽいものが飲みたくなり、閉店10分前のカフェに駆け込む。
20時にどこもかしこも閉まる現在なので、トンカツ後のコーヒーブレイクは時間的にラストチャンスであった。それでもどうしてもコーヒーらしきものが飲みたかった。
閉店間際でも嫌な顔ひとつしないスタッフさんはさすがすぎるが、パパッと注文してさっとお店を出る前提、悩む暇はない一本勝負でメニューを見る。5秒後に目に留まった期間限定ラテのショートサイズを注文した。
テイクアウトにして、ちびちび飲みながら帰る。これがまたおいしい。ほんのり甘くて幸せを感じる味。また注文したい。
食べ物飲み物ひとつで幸せになれる自分は、けっこう素直でいいやつなんじゃないかと思う。こんなこと普段はもちろん人には言わないけれど、数少ない自分の好きなところかもしれない。
ほんとうにオチもないただの日記であるけれども、こうして一日を振り返る日記を書くと、一日の中でも毎分絶望しているわけではなく、小さな幸せを感じていることが分かる。
やっぱり書くことは大事だなと思う。どんな些細なことでも、気負わなくても、その日の自分が「きちんと」存在して生きていたと実感できるような気がするのだ。
もっと色々なことを考えていたいけれど、あいにくもう眠い。疲れが溜まっているのだろう。
明日はちょっとした楽しみな予定があるから、なおさら早く寝たほうがいい。
こういうなんてことない話を、きっと私は現実でもしていきたい。
ひとりきりの感情ではなく、きっとたまに共有したくなるのだ。
明日は色々な話ができるといい。私が話すだけではなく、もちろん、相手の話を聞いていたいのもあるけれども。
ではひとまず、おやすみなさい。