日なたのアイスクリーム

オタク気質30代の散文裏ブログ。日常での気づきやオチのない日記、犬や猫のことなど。

パフェと待ち合わせ

そうだ、パフェ食べにいこう。思い立ちゆらりと移動した土曜日である。


某カフェで期間限定で提供中のいちごパフェをまだ食べていないなんて私としたことが。そうずっと片隅に引っかかっていた。
早く行かないと当日分の提供が終了する幻のパフェ。
あるお兄さんがいつも来店するたびに声をかけてくれるのだが、先日休憩のために来店した際には開口一番「ごめんなさい、今日はもうパフェがないんですよ…」と申し訳なさそうに謝ってくれた。

あっ今日はお昼を食べたばかりでお腹いっぱいだからパフェじゃないんやで。

そう思ったが、歩幅を合わせて私は残念そうな顔をする。

お兄さんはいるだろうか。今日こそ満を辞して頼みますよ、パフェを。

 

 

15時40分頃に店内に着くと案の定パフェ待ちと思われるお客さんで用意された席は埋まっており、そしてそこにお兄さんの姿はなかった。ああ、なんとなくちょっと残念。
少し待ちつつも意外と早く席に案内され、メニューの手渡しと同時に「パフェまだありますか」
張り切りすぎな私。

そして心配無用とばかりに「ありますよ?」とニュートラルテンションで即レスのスタッフさん。ふうよかった。

 

セットのドリンクはブラックコーヒーか白桃ジュース。白桃ジュースにした。コーヒー屋さんなのになんだかごめんなさいと思いながら。ブラックコーヒーは胃が痛くなる可能性があるのだ…

 

程なくして贅沢ないちごパフェが到着。
存分に写真を撮りつつ、いざ。

 

 


……あーーやっぱりおいしいなここのパフェは!
普段ほぼパフェを食べる機会はなく、途中でお腹いっぱいになることも多い私であるが、このパフェは違う。いちごはもちろんピスタチオのソルベ、クラッシュアーモンド、フロマージュ…食べ続けるごとに違う味と食感がやってきて最後まで飽きずに本当においしく食べられるのだ。全パフェ好きにおすすめしたい。

 

 

途中でふらりと入ってきた学生風の女子たちがメニューを決める前にインスタで店名を調べ、人気メニューを調べ、その上でいちごパフェを注文していた。この流れを見て、現代的で良いなと感じた。いや自分もやってはいるけど、目の当たりにすると実感する。

 

パフェを完食した直後、ふいに背後から「こんにちは」と穏やかな声。振り向くとあのお兄さんだった。
そうか、休憩中だったのか。スタッフさんがいつもより少なかったからもしや誰か休憩中の方もいるのかなと思っていたが、それが彼だったとは。
さっそく「おお!パフェ食べられましたよ!」と謎挨拶。

「よかった。この時間ならまだあるから大丈夫です。今日はそんなに忙しくないので」

…いや、店内のお客さんはほぼ全員がパフェを頼んでいてスタッフさんは常にパフェを手動製造し続けている人気カフェのようにしか見えないが、大丈夫か。絶対忙しいよ。

 

もっとゆっくりしたかったしお兄さんとも他愛もない話などをしたかったが、この日は普段より短めの滞在。

お兄さんもなんだかバタバタしちゃってごめんなさい、と謝ってくれる。いやいいんやで。

 

 

そんなこんなでパフェの目的を達成した良い日であったが、パフェ帰りにもとある場所へ立ち寄った。

続きは次回の日記で。