日なたのアイスクリーム

オタク気質30代の散文裏ブログ。日常での気づきやオチのない日記、犬や猫のことなど。

心を観察するピラティス

ピラティスに通い始めてもうすぐなんと2年経つのだが、

その2年でなんと5、6キロは痩せた。痩せましたよ。

ちなみに先日受診した人間ドックにて、3年前から比べると7キロも落とせたことが発覚し

「これは意図的に痩せたのか」と2回ぐらい口頭確認された。

まあするする落ちたのは食事管理を始めてからなので

ピラティスだけの成果ではないとは思うけれども

それでも、それでも、すごくない?

一般的にはまあまあ痩せにくくなると言われている年代としては。

 

まさか自分がちゃんと、こんなに続けられるとも思っていなかったから

未だにインスタのフィードには載せていない。

(すぐにやめたら恥ずかしいかなと思っていた。ストーリーでは記録代わりに投稿しているが)

 

でも、さすがに2年経つから

自分を信じて載せてもいいかな。

 

みんな!ピラティス最高だよ!

 

 

元々は石田ゆり子さんが自身のエッセイで

「思考しながら体を動かすのが私には合っている」

「生きることが楽になる」

とライフワーク状態のピラティスの話をされていて

その文章がとても印象に残った私は

「運動するなら、したくなったらピラティスだ」

「ゆり子が言うなら大丈夫(?)」と

お守りのようにやりたい気持ちを隠し持っていた。

いや隠し持つ前にすぐに始めればいいのだが

やっぱり教室を探したり入会となると、少しハードルは上がるのと

「まさか自分にできるわけ、続けられるわけないよな」

と、自分で自分を諦めてしまうというかねえ。

 

しかし2年前、ある縁で素敵に自身を撮影いただく機会があり

撮影の日まで自分なりに頑張って身なりを整え挑んだはずだったのに

とあるオフショ的な写真を見て

そのたくましさに愕然とした。

実際に誌面で使用されたカットは、とてもとても

実物より素敵に撮っていただいているのに

偶然の、不意打ちでのスナップでは魔法が解けており

私はごんぶとゆるキャラ、またはきっぷのいいアネゴにしか…

いや、ゆるキャラも可愛くて必要だし

アネゴはキャプ翼以来欠かせないキャラクターだが(?)

ワイは…私は着たい服や可愛く着こなしたい服、

自分がこうありたいというイメージがあるのだが

それは現状ゆるキャラでもアネゴでもなかったのだ。

 

「言うてもそこそこ痩せていて、服も綺麗に着れている」

というのは思い込みで

脳内補正がバリバリかかっていたことを

写真で知ってしまったので

 

「ここらで引き締めなくてはならない!!もうやる!!」

とついに一念発起。

とほぼ同時に近所にピラティス教室ができたと知り

10月まで入会すれば入会金無料なんて偶然が訪れたのが転機でした。

たしかほんとに10/31とかギリギリに入会した。

むちむちに気づいた撮影は10月中旬だったので

タイミングって面白いな。

 

今ではオーナーさんやトレーナーさんに

「ほんとに痩せたね!変わった!ピラティス体型だよ!」

「これ以上痩せなくていいよ」

と言われるまでになりました。夢みたいダナ…

というか未だに信じられないですが。

だって私だよ?

 

 

入会してさほど経たない頃、形から入るために買った

「なんだかトレーニングしている人が着ていそうなカッコいいウェア」は

背中の部分が網目状のバッククロスになっており

Mサイズだから大丈夫だろうといざ着てみたら

…まあ、着られはするのだが完全なボンレスハム

網目部分から肉がはみ出た状態だった。おいしそうだな。

 

恥ずかしくてそのウェアは着画も撮らずにお蔵入りとなったが

今となってはなぜ着画を残しておかなかったのかと後悔が残る。

 

数ヶ月後、なんとなく再度袖を通したら

ハムの部分が明らかに減っていることに感動して

体型測定の意味も込め、こっそり家でそのウェアの着画を撮るようになり

いつのまにかレッスンでそのウェアを着ても恥ずかしくないほどにハムはどんどん消失していき、

今現在はむしろMサイズがゆるくなりあまり着る機会がなく、

ウェアはSサイズで揃え直したのだから。

 

こっそり今日の背中。

まだまだとは思っておりますが。

 

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バッククロスのウェアはこれ。

5月の写真ですが、おお、なかなかすっきりしているな。

ほんとにほんとに最初は全部ボンレスだったんですよ…信じて…

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とは言え入会してしばらくは、

いや今も出来ているとは言い難いけれどもほんとに劣等生で

トレーナーの方々の言っていることや

体の、骨の動かし方が全然理解できず

レッスン生の中で私だけ変な動きを繰り返したり

右と左が咄嗟に分からずみんなと逆向きで進行しそうになったり(これは今でもある…)

シルクサスペンションの布に絡まって落ちたりなど散々な感じだったけどね。

不思議と辞めようとは思わなかったけど、

素質ないなあとは何度も何度も思った。

あるトレーナーさんには

「◯◯さん全然違う!」

「また◯◯さん!」

「◯◯さんってほんと面白い〜w」

とグループレッスンで名指しで教育を受け落ち込んだりもした。

人生全体に言えるけれど、

面白くしようとして間違えているわけでは

残念ながら、決して、ないのだ。

(相性などもあると思うので、なんとなく今はその方のいる曜日は避けるようになった…)

 

それでも2年程度経つと、こんな運動センスなし劣等生の私でも

なんとなく「ここに効かせるにはここを意識していけば、あるいは力を入れなければいいんだね」

と、レッスン中にふむふむと考えながらチャレンジができるようになっているのだから

ただただ続けるだけでも出会える新しさがあるのだなと嬉しくなってしまう。

それに、私のように

何が何だか分からんし出来てはいないけどとにかく続ける!なだけでも、

いつのまにか「ピラティス体型」と言ってもらえるまでに変われるということは

素質がある方なら、短期間でもっと結果が出て変わるのだろうなと。

それも楽しいだろうなあ。

(ちなみに大体週1回、1〜2時間やっています。食べすぎたときは家トレを追加。)

 

レッスンではとにかく体やマシンに対してだけ向き合えばいいので

日頃のいろいろを忘れて集中できる良い機会にもなっているのだが

たまに雑念が入ることもあり、そんなときは

「あ、思ったより私、あのこと気にしてるんだな」と自分の心に驚いたりもする。

 

指示通りに体を動かしながらも

「どうしてあの日あのときあの場所で…」と

なにも関係ない人間関係のモヤモヤが浮かぶようなときは

たぶんかなり疲れていたりストレスが溜まっている。

そんなときは念入りに、体を充分に伸ばしてあげたほうがいいなと。

繋がっていると言いますしね、心身は。

 

筋肉や骨だけじゃなくて、心身全部のバランスが浮き彫りになってくるというのか

体の動きを観察しているようで

実はこのワークでいちばん観察できるのは

心の動きなんじゃないか?と思ったりもする。

 

 

冒頭で少し触れた人間ドックでは、医師に

「ちょっとこのあたりがまっすぐじゃないですね」と

背骨下と首の骨に関しても指摘を受けたので

今日のプライベートレッスンでは背骨の下部を意識して動かすトレーニングを追加いただいた。

メニューをいくつか実践するだけで 1時間後には体の中心でスッと立てているような、

背骨とお腹を使えて軸がしっかりしたような感覚になるからほんと面白いな。

 

背骨、レントゲンで診たときはそこまでゴリゴリに曲がっているわけではなく

(以前のレントゲンもよく見たら曲がっていたので悪化はしていなさそう)

下にいくにつれてゆるーく、腰椎あたりの部分が少し曲がっているのかな、という程度だったけれど

それが先天性なのか生活習慣なのか

軽い側弯症(思春期のときに発症する女性もいるらしい)なのかはまだなんとも判別しづらいとのこと。

ピラティスを受けていても、先天性や側湾症の場合は完全にまっすぐにするのは難しいのかもしれないけど

ピラティスを受けているからこれ以上曲がることはないのではと期待しつつ

いずれちゃんと検査もしてもらおうかな。

 

という感じで、痩せたから終わり!ではなく

(ぜんぜん終わる気がしない。ずっと続けたい)

これからもピラティスを通して

自分の体とも心とも向き合っていきたいと思います。

ゆり子ありがとう。ゆり子の言う通りだったよ。

 

そして、私でさえもできるってことは

みんなできちゃうと思うので

もし少しでも興味があったらぜひ気になる教室の体験コースや

YouTubeで動画を観るだけでもいいのでぜひピラティスに触れてみてね。

私も家トレするときは大体「ピラティス 基本」「ピラティス 全身」とかでワード検索していろんな動画を観ています。

めちゃ分かりやすいのたくさんあってありがたい。

ただマットは実は上級者向けのピラティスなので、できればマシンピラティスも体験してほしい。ぜひ。

まだまだ語れるけど今日はいったんこのへんで。